同僚とうまくいかなかった話・・・

10年ほど前、私は服の販売の仕事をしていました。
お客様と直接関わる仕事がしたいと思い、その仕事に就きました。
私は当時正社員として働いており、都内の支店へ異動することになりました。
その異動先の新しい職場で、年上ですが部下に当たるアルバイトの方とうまくいかなくなりました。
その方はアルバイトですが、その職場では一番長く働いていて、その店舗の事や、常連のお客様の事も良く知っている方でした。
私よりも5歳年上で、仕事も正確でてきぱきとしている方でした。
初めから、何となく敵意は感じていたのですが、最初は割と普通に話していました。
ところが、ある日から私の仕事の仕方が気に入らなかったようで、私が何か言っても無視されたり、私の事が気に入らないことを態度で示してくるようになりました。
業務上必要な質問をすると返事は返って来るのですが、いつも不機嫌そうに接してきます。
私にそんな態度をする理由は色々とあったようで、私の方が年下で自分の方が仕事ができるのに、立場が違う事や、自分のしたかった仕事を異動してきた私に取られたように感じたり、実際の所はよくわかりませんが、とにかく私の事が気に入らなかったようです。
しかし、その方と関わらずに仕事を行うことは無理ですし、私も異動してきたばかりでその方に聞かなければわからないこともたくさんあったので、何とかうまくやれないものかと思っていました。
多少ギクシャクしていても、仕事上問題なければいいかなと思うこともあったのですが、やはりお互いフォローしあったり、協力しないと仕事がうまく回らなかったり、お客様にもギクシャクしているとそれが伝わってしまい、お店自体の雰囲気も悪くなるのは良くないと思いました。
そう思いながらも、しばらく関係は変わりませんでした。
そんなある日、ギクシャクした空気をなんとか変えようと「今日は天気いいみたいですね。」と当たり障りのないこと話しかけました。するといつも通り、不機嫌そうに「はあ。」と、仏頂面で返事が返ってきました。
いつものことなのに、その日はあまりにもイラっとして、つい「いつも、何なんですか?言いたいことがあるならはっきり言えばいいじゃないですか!」と、いつも言いたかった怒りが爆発してしまいました。しかも、私は割とおとなしそうに見えるタイプなので相手はすごく驚いて、黙っていました。
その日は、あー、やっちゃったなー、というのと、でもやっと言ってやった!という両方の気持ちがありました。結局、この後もっと関係が悪くなるかも、でも言いたいこと言えたからいっか、と開き直りました。
しかし、翌日思いがけず、その方に「いままで態度悪くてすみません。」と言われました。
その方も、私に対する自分の態度があまりにも悪かったことはわかっていたようです。
そのあとすぐに仲が良くなるようなことはありませんでしたが、仕事を続けるうちに徐々にですが信頼しあえる関係になりました。
あまりにも理不尽なことを言われたり、態度に出されたりしたときは我慢するだけじゃなく、ちゃんと怒っても良いものなんだな、と思いました。
いま思うと、あの時は若かったからあんな風にはっきりと言う事ができたのかな、とも思いますが、今ではあの頃の事は良い思い出です。